親業とは・講座内容

「親」という字は、「木の上に立って見る」と書きます。

でも実際の私たちは、木の上に立つ余裕なんてありません。
目の前の子どもの行動に一喜一憂し、怒って、自己嫌悪に陥って…
「どうして分かってくれないの!」と、木の下で一緒に泣いているのが現実ではないでしょうか。

親業(おやぎょう)は、そんな「親のリアルな悩み」を解決するために生まれました。

これは、子どもを思い通りにコントロールする魔法ではありません。
親と子が、お互いを尊重し、心から信頼し合える関係を「技術」として身につけるためのプログラムです。

世界中で50年以上愛される、心理学に基づいたメソッド

親業(ゴードン・メソッド)について

「親業(ゴードン・メソッド)」は、アメリカの臨床心理学者であるトマス・ゴードン博士によって1962年に開発されました。
博士は、その功績からノーベル平和賞に3度ノミネートされています。
精神論や「べき論」ではなく、カウンセリングや心理学の現場で使われている確かなコミュニケーション・スキルを、一般のお母さん・お父さんが日常で使えるように体系化したものです。
現在では、世界43カ国以上で数百万人の親がこのメソッドを学び、家族の笑顔を取り戻しています。

「愛」を「伝わる言葉」に変換する、3つの柱

親業では、主に3つのコミュニケーション技術(スキル)をトレーニングします。
性格を変える必要はありません。「言葉の選び方」を変えるだけです。

聞く:能動的な聞き方(子どもの心を開くスキル)

よくある日常: 「学校行きたくない…」「またサボる気!?行きなさい!」

親業のスキル: 子どもの言葉の奥にある「感情」を汲み取って、鏡のように返します。「そう、行きたくないんだね(何か嫌なことがあったのかな?)」

効果: 否定されなかった子どもは安心して心を開き、自分自身で問題を解決する力を持ち始めます。

話す: わたしメッセージ(親の本音を嫌味なく伝えるスキル)

よくある日常: 「何度言ったら片付けるの!(あなたはダメな子ね)」=あなたメッセージ

親業のスキル: 主語を「わたし(お母さん)」に変えて伝えます。「おもちゃが出しっぱなしだと、お母さん、つまずいて転びそうで【怖いな】」

効果: 子どもは反発することなく、「お母さんを困らせないようにしよう」と思いやりから行動を変えてくれます。

対立を解く:勝負なし法(対立を解く第3の道)

よくある日常: 親が権力で押し付けるか、子どもに甘く妥協するか(勝ち負けの対立)。

親業のスキル: 親も子も我慢しない、両方が「これならいいね」と納得できる解決策を一緒に話し合って見つけ出します。

効果: 子どもに「自分で決めたルールを守る」という責任感が育ちます。

講座内容

学習時間:全24時間「3時間×8回」・受講料:〇〇,〇〇〇円(税別)

スクロールできます
講座回数テーマ
第1回「行動の四角形」で整理する  自分がいま何を感じているか自分を観察する
第2回子どもが心の扉を開く聞き方を理解する  「能動的な聞き方」
第3回子どもが心の扉を開く聞き方を体験する  「能動的な聞き方の練習」
第4回子どもが受け入れやすい話し方を理解し体験する  親の思いを伝える「わたしメッセージ」を学ぶ
第5回「わたしメッセージ」の練習、「環境改善」  「環境改善」でできること
第6回避けられない親子の対立を理解する  対立の解き方を学ぶ
第7回親子の対立を解く方法を理解する  「勝負なし法」の練習
第8回親子の価値観の対立を解く方法を理解し体験する  親の価値観の伝え方

親業についての「よくある誤解」

子どもの言うことを何でも聞く、「甘やかし」になりませんか?

いいえ、全く違います。
親業は、親が我慢して子どもに合わせるものではありません。親も一人の人間として「イヤなものはイヤ」と堂々と伝えます(わたしメッセージ)。お互いの欲求を尊重し合うため、むしろ「毅然とした態度」が身につきます。

本を読むだけではダメですか?

「水泳」を本で読んでも泳げないのと同じです。
親業の本は素晴らしいですが、長年の「話し方の癖」は、頭で理解しただけでは治りません。講座では、実際の親子の会話を想定した「ロールプレイング(練習)」を何度も行います。だからこそ、家に帰ってすぐに実践できるのです。

完璧な親にならなくていい。ただ、温かい親子になりましょう。

子育ては、あっという間に終わってしまいます。
「早くしなさい!」「勉強したの!」と言い続ける毎日から抜け出し、
「お母さん、あのね…」と、子どもが目を輝かせて話しかけてくれる日常を取り戻しませんか?
コミュニケーションは「技術」です。
いつからでも、誰でも、練習すれば必ず上達します。

一人で抱え込まず、まずはお話しませんか?

無理な勧誘は一切ありません。「ちょっと話を聞いてみたい」という軽い気持ちで遊びに来てください。
あなたの子育てが、もっとラクで楽しいものになりますように。